メーリングリストとは、ある特定の宛先にメールを送ると、複数の人に同時に同じメールが配信される仕組みのことを言います。
特定の人と個人的なメールのやり取りを行うのではなく、大勢の人同士で意見を言い合ったり、情報交換を行うことが出来るので、ビジネスシーンでも多く利用されています。
メーリングリストの仕組み
メーリングリストの仕組みをまとめると、下記のように表すことができます。
■メンバーを登録する(メーリングリスト作成)
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■メーリングリストに登録されたメンバーの誰かが、メールサーバーにメールを送信する
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■メールサーバーが受信したメールを、メーリングリストに登録されたメンバー全員に配信する
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■受信したメンバーの誰かが、メールを返信する
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■メールサーバーが受信したメールを、メーリングリストに登録されたメンバー全員に配信する
メーリングリストのメリット
メーリングリストには以下のようなメリットがあります。
- 同じメールを何通も送らなくて済む
- 宛先を複数指定する必要が無く、一つのアドレスを指定すれば済む
- 簡単に複数の人にメールを送れる
- 情報共有しやすい
- 送信・返信を行うことで発信者と受信者との双方向性が生まれる
- 新鮮なアイデアを発信できる
- 本音で話しやすい
- 簡単に開設できる
メーリングリスト活用例
趣味・サークルの仲間同士の情報交換
同じ趣味を持つ人同士の集まりや、大学や社会人サークルの仲間同士での情報交換に活用することができます。
最新情報やうんちくを語りあったり、オフ会や集合する日時の連絡をしたりできます。
学校や塾の連絡網にも使えます。
部署内の一斉連絡
メーリングリストはビジネスシーンで活用されることも多く、営業部やシステム部といった部署内での一斉連絡に使われることが多いです。
メーリングリストを複数指定することもできるので、人事部と経理部両方の部署に送ることも可能です。
プロジェクトチーム内の一斉連絡
ビジネスシーンにおいて、プロジェクトチームを組むことは多々あると思います。
プロジェクトチームごとにメーリングリストを作成しておけば、効率よく各プロジェクトメンバーに業務連絡をすることができます。
メールマガジンとの違いは?
メールマガジンもメーリングリスト同様、複数の人にメールを配信するという意味では共通ですが、果たして両者の違いとは何でしょうか。
簡単に説明すると、メールマガジンは「一方方向型」であり、発行者と読者が明確に分かれており、発行者が複数の読者に対して一方的にメールを送信する仕組みのことを言います。読者は基本的に返信をすることができません。
それに対して、メーリングリストは「双方向型」であり、登録者の誰もが情報を発信したり意見を言うことが出来ます。
まとめると
大人数に対して一方的に情報を提供したい場合に向いているのが『メールマガジン』
特定のコミュニティー内で情報共有したい場合に向いているのが『メーリングリスト』
ということになります。